05 FOUR LENSES

学び方ガイド

難しい問題ほど、すぐに結論を出そうとしない。四枚のレンズを順に重ねると、競争と保護の境界線が見えてきます。

01SUBJECT

何が守られる?

発明、表現、デザイン、ブランド、データ。まず、どの価値を、どの制度が、どの範囲で守るのかを確かめます。権利が成立する要件と、保護されない要素を切り分けるのが第一歩です。

  • 保護対象は何か
  • 権利は成立しているか
  • 保護範囲と期間はどこまでか
02MARKET

どこで、誰と誰が競っている?

問題の舞台となる商品・サービスと地域を描きます。似た目的を満たす代替品はあるか、参入は容易か、誰が取引の入口を握っているかを見ます。

  • 需要者は誰か
  • 代わりに選べるものはあるか
  • 市場へ入るための障壁は何か
03EFFECT

その行為で、何が起きる?

価格だけでなく、品質、選択肢、参入、研究開発、創作意欲への影響を見ます。短期的には制限に見えても、長期的な投資を促す場合もあります。反対に、権利保護を名目に競争が必要以上に閉ざされる場合もあります。

04BALANCE

目的を実現する、ほかの方法は?

目的が正当でも、採られた制限が必要とは限りません。より競争を妨げずに同じ目的を実現できる方法があるかを探します。保護か競争かという二者択一ではなく、循環をどう設計するかという問いへ進みます。

  • 目的は正当か
  • 制限は目的に見合っているか
  • より制限の少ない代替手段はあるか